[お] お腹冷やすな 冷やすと増えない 腸内菌 昔から子供の頃には、「お腹を冷やすと風邪ひくぞ」などと言われていたものです。なぜお腹を冷やすと風邪をひくのかなど気にせずに、盲目的に親の言うことを聞いてきた方も多いと思います。結論から言いますと、お腹には腸内細菌が生息している腸があります。また体内をパトロールしているような免疫細胞の7割くらいが、腸のそばで腸内細菌と情報のやり取りをしていることが分かってきました。腸内細菌も免疫細胞も生き物ですので、彼らが最も快適に仕事ができる温度があります。これを至適(してき)温度と呼び、体温がその温度にあたります。 お腹が冷えると、彼らの環境温度が至適温度より
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弊社で販売している腸内カルタの、読み札の解説をしていきます。本日は「え」
[え] 栄養が 無ければ育たぬ バクテリア 乳酸菌に限らず、バクテリア(菌)も生き物ですので、栄養源がなければ生きていけません。腸内細菌である乳酸菌の場合は、砂糖の一種である砂糖の一種であるグルコースが主な栄養源ですので、食物に含まれる糖分を栄養源として彼らは生きていることになります。 私たちが糖分として砂糖などを摂っていなくても、消化器官が分泌する酵素の働きで炭水化物が糖分に変換され、乳酸菌の栄養源となったりします。 腸内フローラや腸内環境について勉強したい方は、参考にしてください。 腸内カルタ を買ってくださった方にはパスワードを発行し、全ての読み札の解説が載っているサイトに入れるようにな
腸内宇宙の話
私たちが受精卵からヒトへと成長する過程で、脳や心臓よりも先に皮膚や腸が出来上がる事が、発生学上の研究で明らかになりました。栄養を吸収する機能と、外敵から身を守る免疫系の機能から出来上がっていくのは理にかなっています。 免疫機能は、口から入ってきた有害な物質は腸から排泄し、あるいは皮膚というバリヤーによって体内に入り込もうとする細菌や毒物から身を守る、生体防御機能とも言えます。私たちを守る砦である腸と皮膚はよく、口とお尻の穴でつながった1本の管(くだ)にも例えられ、互いに影響し合っています。便秘などで腸内環境が悪い時には、肌にブツブツができて目に見える形で腸の異常を訴えかけ、実は免疫機能が低下し
糖と食物繊維を考える
先日、テレ系の朝の番組で食物繊維(とタンパク質)が血糖値の上昇を抑える、という特集をやっていましたが、内容に大きな誤解があるので解説します。 タンパク質の話は別の機会に据え置きまして、食物繊維の話をします。番組では、野菜の後に炭水化物(糖の集まったものです)という順番で食事をとると、その逆の順番で食事をした場合に比べて、血糖値の上昇が抑えられるというものです。これは事実だと思います(出典は大阪府立大の今井先生の論文と思われます)。しかしその理由として解説していた某医師は、下の写真のように、先に食物繊維を食べておくと、食物繊維が小腸の壁にへばりつく膜のような形で、後で食べた炭水化物や糖分をブロッ
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