奇跡の45歳と言われる内田有紀へ、美貌を保つ秘訣はどこにあるのかとのインタビュー記事を読み、思わず笑ってしまった。「食事とか気をつけていることは?」との問いに曰く、
「顔というよりは食べた分は段々体につきますからね。お昼は炭水化物をやめて野菜ジュースとヨーグルトを合わせただけで、夜はお肉もお魚もおいしく食べるとか。そういう感じで炭水化物を減らします。それだけです。特別なことはやっていません。化粧も最低限で化粧水を普通に、とかぐらいです。(略)」
彼女は野菜ジュースやヨーグルトが炭水化物のカタマリだとは、知らないらしい。 というか、内田有紀だけではないだろうが、炭水化物がお米やうどんだけを指す言葉だと勘違いしている女性は多い。炭水化物ダイエットなどという言葉は、三大栄養素の一つを摂ることをやめて、死にましょうということに匹敵する。 言葉の定義によると、炭水化物は人間の身体になくてはならない栄養素のうち、エネルギー源となる栄養素とされている。タンパク質や脂質はエネルギー源とはならないので、炭水化物を絶たれれば人間は死ぬ。
しかし内田有紀の音葉のうち、炭水化物を糖質に変えたとしても、また糖類に変えて言ったとしてもおかしなことになる。「野菜ジュースとヨーグルトを合わせただけ」で、かなりの糖類が体内に入ることをご存じないらしい。(2021.6.12)