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2020年7月夏の岩内自然の村・岩内仙峡(大豆写真集48)

農場だより

無農薬大豆を栽培している中札内村の西には、岩内仙峡という景勝地があります。

2020年7月の大豆畑(大豆写真集47)

農場だより

2020年7月の無農薬大豆畑です。今年は管理者の鎌田さんのご自宅のそばの畑ですので、管理上も何かと便利な場所です。

腸管免疫系とは

biomeisterの日記

ここでは、「COVID-19と自然免疫力」にも登場し、24時間私たちの命を守っている自然免疫力、そして獲得免疫について解説します。 腸管免疫系の仕組み (現在執筆中 別ページに書き出します) ●絨毛の間にあるパイエル板という場所が代表的な器官で、ここには免疫細胞の一つであるリンパ球(T細胞、B細胞)、マクロファージなどが多数待機し、周辺の上皮細胞などで働くリンパ球や自然免疫の働きと連携しながら病原菌を捕獲するための抗体 (IgA)を製造している。 ●捕縛された病原菌をマクロファージなどの食細胞が処理するまでの流れが獲得免疫の仕組み。 菌体成分はパイエル板に取り込まれ獲得免疫系を刺激する

自然免疫と獲得免疫

biomeisterの日記

ここでは、「COVID-19と自然免疫力」にも登場し、24時間私たちの命を守っている自然免疫力、そして獲得免疫について解説します。 自然免疫とは ●36億年前から私たちに備わっている自然免疫は、敵(抗原)の侵入に気がついて最初に駆けつける免疫反応のことを言います。顆粒球、マクロファージ、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)、樹状細胞といった免疫細胞が主役で、自分以外の敵を見つけるとすぐさま攻撃を仕掛けます。 体が自然に反応する最初の免疫ということで「自然免疫」と呼ばれ、相手を特定せず、どんな敵に対しても無差別に攻撃を仕掛けます。 獲得免疫とは ●一方、自然免疫部隊が対処できない抗原もあり、それらには獲得免疫という対応する仕組みがあります。獲得免疫は、生まれたときには備わっておらず、後天的に獲得される免疫です。異物(抗原)に遭遇するたびに、それぞれの抗原ごとに最良の攻撃方法を学習し抗原を記憶します。 過去に遭遇した抗原に対し、それぞれに応じた攻撃をするために、学習し、適応し、記憶する能力がある優れた免疫システムで、一般に免疫と呼ばれる働きは、この獲得免疫のことを指す場合が多いようです。獲得・・・

COVID-19と自然免疫力

biomeisterの日記

今般のコロナウイルス(COVID-19)について、多くの論文も発表されている。 これらの論文によると、コロナ感染者の死亡率は全体で3.7%であり、年齢と深い相関が見られるようだ。50歳以下では1%以下の死亡率だが、50歳より死亡率は増加し80歳以上の場合は約15%に達している。 年齢の他にも、リスクファクターとして高血圧、心疾患、糖尿病などがあるようだ。 これらのリスクファクターの共通性は明らかになっていないが、感染に対する抵抗性を生み出す自然免疫が関係していると考えられるとされ、特に、その基盤となっているマクロファージなどの貪食細胞の機能低下が大きな可能性となっているようだ。 実際、年齢が低下すると多くの慢性疾患において、マクロファージの貪食機能の低下が知られている。 また一方、コロナと自然免疫力との関係では、BCGワクチン摂取を実施した地域に、感染の発症や重症化が少ないことが示唆されている。 この傾向のメカニズムは、BCGによる自然免疫のメモリーやトレーニングがあるのではないかと注目されている。 しかし、BCGは生菌による生ワクチンであり副作用も強く、安易にコロナに予防目的で使用す・・・

腸のリノベーションはできない

biomeisterの日記

『腸内環境を整えよう』『腸内環境を改善するヨーグルト』・・・よく聞く言葉です。では、腸内環境とは何を指すのでしょうか。あるいは、腸内環境は本当に運改善するものなのでしょうか。     ある団体によると腸内環境とは『善玉菌が優勢に働いている状態を「よい腸内環境」または「腸内環境が整っている状態」とします。良い働きをする善玉菌、悪い働きをする悪玉菌の勢力次第で、腸内の健康状態は日々変わっていきます。』とあります。一般的に、環境という言葉は英語でもsurroundings と言われることもあり、何かを取り巻くイメージを持っています。家庭環境と言えば両親をはじめ子供を取り巻く状況を言い、地球環境なら大気や海洋汚染など地球を取り巻く様々な状態を指します。腸内環境と言った場合には、腸内を取り巻く状況という意味になり、上記のように腸内細菌を取り巻く状況と捉えるには、少し無理がある言い方になります。腸内細菌や腸内フローラの状況を腸内環境とするならば、腸内環境を整えたり働きをよくするとは、腸内細菌の状態を整える、状態を良くするということになります。 では、上記の『腸内環境を改善するヨーグルト』で腸内細菌・・・

コロナウィルスとラクトザイム

biomeisterの日記

新型コロナウイルス、COVID-19感染症のパンデミックが起こり、世界中で何百万人もの感染者が出ている。集中治療室に送られ、人工呼吸器を装着する段階に至った患者の半数以上が亡くなっているとされる。これら、亡くなった患者の多くが重症化によって生じる免疫反応の暴走(サイトカインストーム)や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)であるととされ、既存薬を転用して治療に使いながら、現在各国で開発中のCOVID-19治療薬は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬と、サイトカインストームなどを改善する薬剤に分けられる。 一方、ミシガン大学の医師らは、新型コロナウイルス感染症の患者を死のスパイラルに導く要因の1つである、サイトカインストームを、既存薬を使って制御する研究に着手しているそうだ。 その方法は、人工呼吸器をつけた患者に、感染への反応を引き起こす体内分子であるインターロイキン-6(IL-6)を阻害する、抗体医薬品トシリズマブを投与するというものだ。  この薬はすでにロシュから販売されているもので、ミシガン大学によると、人工呼吸器を装着した患者にIL-6阻害薬を投与した場合の死亡率は、投与しなかった場合に・・・

このまま続くコロナ渦

biomeisterの日記

30日に東京都が確認した新型コロナウイルスの感染者は14人だったそうだ。これで都内で確認された感染者は5日連続の2桁台。要するに緩めると慢性的に感染が広がり、2桁の感染者が出続けるということだ。PCRをかけて全ての人に検査をしない限り、誰が保菌者で誰が非感染者なのか、永久に分からない。日本人にコロナの死亡者が少ない理由は、決してPCR検査を行っていないからではなく、ファクターXは疫学上の別の理由であろう。ここまでPCR検査数を増やしたくない理由は、黒川の定年を延長したい理由や、森友問題や、四国の獣医学校の新設や、桜を見る会などの問題と、きっと根は同じなのだと思う。いつか明確になるだろうが。そして、このあと庶民を襲ってくる大増税について、今はまだ誰も語ろうとしない。

鳴りを潜める乳酸菌CM

biomeisterの日記

最近、と言ってもクルーズ船のニュースが頻繁に流れるように成り、誰もがコロナの存在を知るようになった2月頃からの事だが、乳酸菌飲料や機能性ヨーグルトのCMが少なくなったと思わないだろうか? というか、ほとんど見なくなったとも言えるのではないかと思う。 何故か? そりゃそうだろう。 誰でも免疫力をあげてコロナから身を守りたいと思うのだから、納豆までスーパーの棚からなくなるくらいだ。ちょっとした免疫関係の情報にだって敏感になっている時に、インフルエンザの流行る頃なんかすごい勢いだったヨーグルト屋さんが、ほとんど出てこない理由は単純。効かないからだ。 100円足らずのヨーグルトで免疫力が上がったら苦労しないよ。 それは、作ってる人も研究者もみんな分かっている事だ。 彼らはただ売れればいいのだ。 本当に免疫力が求められている時に、下手に宣伝してバカ売れして、みんなが全然効かないと声を始めたら困るのだよ、彼らは。 だから、効いたか効かなかったか、上がったか上がらなかったか分からない時にガンガン宣伝して、惰性で習慣のように買ってもらいたいのだ。それは今ではない。 それでも近くのスーパーのR1売り場に・・・

命の時間を考える

biomeisterの日記

命ある限り健康で美しく元気な生き方をしたい、それは古今東西を問わず人類共通の願いだと思います。「鉄道が速くなっても人生の時間は変わらない」とトルストイは言いました。確かに交通手段は馬車から蒸気機関車へ、そして自動車からジェット機へと進歩し、私たちの移動時間は短くなりました。 産業革命当時のイギリスの平均寿命は約40才でしたから、この200年ほどで人間は2倍の人生を楽しめるようになったことになります。しかし皮肉にも、人生の時間が長くなり日本も世界一の長寿国になったわりには、多くの現代人が物質的、精神的な外的要因によって健康を損ねているのが現状ではないでしょうか。その上、進歩したとは言え近代医学に頼るだけでは、すべての病から回復することが難しいのも現実で、国の財政破綻、医療費高騰、病院倒産、医師不足、年金支給額への不安などは増すばかり。もはや医療制度に頼るだけでは、健康な生活が維持できない時代ではないでしょうか。 「天寿」という言葉のとおり、天から与えられていると信じていた健康や寿命というものが、実は自らの力で手に入れなくてはならないものであると、近年私たちは知らされました。では具体的にど・・・

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