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弊社で販売している腸内カルタの、読み札の解説をしていきます。本日は「え」

カルタ解説

[え] 栄養が 無ければ育たぬ バクテリア 乳酸菌に限らず、バクテリア(菌)も生き物ですので、栄養源がなければ生きていけません。腸内細菌である乳酸菌の場合は、砂糖の一種である砂糖の一種であるグルコースが主な栄養源ですので、食物に含まれる糖分を栄養源として彼らは生きていることになります。 私たちが糖分として砂糖などを摂っていなくても、消化器官が分泌する酵素の働きで炭水化物が糖分に変換され、乳酸菌の栄養源となったりします。 腸内フローラや腸内環境について勉強したい方は、参考にしてください。 腸内カルタ を買ってくださった方にはパスワードを発行し、全ての読み札の解説が載っているサイトに入れるようになっています。

弊社で販売している腸内カルタの、読み札の解説をしていきます。本日は「え」

カルタ解説

[え] NKは 生まれながらの 殺し屋細胞 ヒトの免疫システムは大きく分けて2種類があり、それぞれ自然免疫と獲得免疫と呼ばれています。以前免疫は産まれながら自然に備わっていることからその名がつけられ、体にとって不要なバクテリアや老廃物などを攻撃したり、食べてしまったりして退治します。自然免疫システムを構成する代表選手がNK細胞です。 NKはナチュラルキラーの省略で、自然免疫の殺し屋とも言われる頼もしい細胞なのです。 腸内フローラや腸内環境について勉強したい方は、参考にしてください。 腸内カルタ を買ってくださった方にはパスワードを発行し、全ての読み札の解説が載っているサイトに入れるようになっています。

弊社で販売している腸内カルタの、読み札の解説をしていきます。本日は「う」

カルタ解説

[う] 浮く沈む 腸のお便り バロメーター ウンチが浮くか沈むかは、ウンチの比重によって決まります。つまりウンチの中に気泡としてガスが多く含まれている場合は、水にプカッと浮くウンチになるのです。 一般にヒト腸内の場合は乳酸菌など善玉菌と呼ばれる菌が優勢となっている(数が多い)場合は、消化物発酵の時に菌がつくるガスがウンチに大量に含まれることになりますので、水に浮きやすいウンチとなります。 もちろん、このようなガスはウンチに含まれる他にも腸内に充満しオナラなどとして排出されることになります。もちろん、悪玉菌と呼ばれるような菌が優勢な場合には、ウンチに含まれるガスもウンチそのものも臭い臭いになります。 腸内フローラや腸内環境について勉強したい方は、参考にしてください。 腸内カルタ を買ってくださった方にはパスワードを発行し、全ての読み札の解説が載っているサイトに入れるようになっています。

弊社で販売している腸内カルタの、読み札の解説をしていきます。本日は「い」

カルタ解説

[い] 胃酸には とっても弱いの 乳酸菌 乳酸菌に限らず、一般に微生物は酸や高温には弱いという特徴があります。胃壁かあら分泌される胃液には酸性度が高い塩酸が含まれており、胃の役目の一つとして、この酸によって食物に含まれていた病原菌などを殺菌して、十二指腸に送る、という仕組みになっています。 つまり、我々の栄養となる食物以外の生き物が入ってきた場合には、可能な限り殺して次に送る、というのが胃酸の目的ですので、病原菌に限らず乳酸菌などの微生物はすべて、酸で処理されることになります。「胃酸に強い乳酸菌」などというキャッチフレーズで売られている乳酸菌飲料などがありますが、これらは胃酸で乳酸菌が死なないように菌をカプセルでコーティングしたり、酸に強い遺伝子を持った乳酸菌を探して製品化するなどの処理をされたものです。 生きたまま胃を通過することを最大の特徴とした商品ですから、腸に届いた後でどのような仕事をしてくれるかは、はなはだ疑問です。 腸内フローラや腸内環境について勉強したい方は、参考にしてください。 腸内カルタ を買ってくださった方にはパスワードを発行し、全ての読み札の解説が載っているサイト・・・

弊社で販売している腸内カルタの、読み札の解説をしていきます。本日は「あ」

カルタ解説

[あ] 青い鳥 あなたも持ってる 腸内菌 メーテルリンク作の童話「青い鳥」をご存知でしょうか。病気の少女を救うため、幸せの青い鳥を探す旅に出たチルチルとミチルは、様々な世界を青い鳥を探して回りましたが、結局、探し当てる事ができずに家に戻ってきますが、なんと幸せの青い鳥は自分たちの家にいた、という童話です。 童話の意図は、幸福とは気がつかないだけでごく身の回りに潜んでいるもの、というストーリーです。 現代人が健康という名の幸せを求めて彷徨う姿は、まるでチルチルとミチルのよう。自分の健康に本当に必要なものは、私たちが生まれた時から授かった免疫力という力。 それを発揮する鍵はお腹の中にいる腸内細菌たちなのです。 腸内フローラや腸内環境について勉強したい方は、参考にしてください。 腸内カルタ を買ってくださった方にはパスワードを発行し、全ての読み札の解説が載っているサイトに入れるようになっています。

腸内宇宙の話

biomeisterの日記

私たちが受精卵からヒトへと成長する過程で、脳や心臓よりも先に皮膚や腸が出来上がる事が、発生学上の研究で明らかになりました。栄養を吸収する機能と、外敵から身を守る免疫系の機能から出来上がっていくのは理にかなっています。 免疫機能は、口から入ってきた有害な物質は腸から排泄し、あるいは皮膚というバリヤーによって体内に入り込もうとする細菌や毒物から身を守る、生体防御機能とも言えます。私たちを守る砦である腸と皮膚はよく、口とお尻の穴でつながった1本の管(くだ)にも例えられ、互いに影響し合っています。便秘などで腸内環境が悪い時には、肌にブツブツができて目に見える形で腸の異常を訴えかけ、実は免疫機能が低下していることをも示唆しているのです。 免疫の中心である腸内のひだ(微絨毛〜びじゅうもう)を平面的に延ばすと、その面積は400㎡とも言われます。一方、お肌の面積はわずか1.6㎡ほど。テニスコート1面分もの面積で栄養を吸収し、免疫力を維持している腸と、畳1枚ほどの皮膚が口と肛門でつながっているわけですが、わずか畳1枚ほどの面積のお肌の、そのまた何十分の一しかない顔や手足を日々磨いたりこねくり回したり・・・・・

乳酸菌と音楽

biomeisterの日記

酒づくりの現場では古くから、酒蔵の中で仕込み中の日本酒や焼酎の原料に音楽を聴かせることで、円やかなお酒が出来上がることが知られています。愛知県の某酒造メーカーでは比較的大きめの音量で音楽を、大型のコーンで発酵が行われている樽に誘導しているそうです。奄美大島の黒糖焼酎の製造でも、黒糖焼酎の製造工程において、貯蔵タンクに一定の音響振動を加えて熟成を促すという独自製法が行われており、音響熟成という名称で呼ばれているようです。しかし、科学的な根拠に基づいて、どのような曲をどのタイミングでどのくらいの時間、醸造過程の日本酒に聴かせれば良いのか、などの科学的なデータは見当たらず、先人の教えに従った古典的、伝承的な手法として 行われている場合がほとんどのようです。 科学的な手法で証明されているか否かは不明ですが、私が知る限り唯一と思われる根拠がありますのでご紹介します。その根拠とは、音楽という形で行われるある周波数での空気の振動が培地に伝わり、培地が振動することによって、発酵中の(主に)乳酸菌が、培地である醪(もろみ)と接触する面積が増え、発酵が進むという考え方です。確かに、さきの黒糖焼酎の場合も、・・・

醤油と丸大豆

biomeisterの日記

お醤油の中に「丸大豆使用」とか「丸大豆醤油」と書かれているものがありますが、両者の違いをご存知でしょうか。大豆に丸とか四角とかあるのか?・・・とか思われるかもしれませんが、実は丸大豆というのは、品種名でも丸い大豆の意味でもありません。『大豆を丸ごと使ってます』という意味なんです。なぜ、丸ごと大豆を使っていると、メーカーは強調したいのでしょうか。 大豆はお醤油造りには欠かせない原料ですが、ほとんどの醤油には大豆から油を抜いた『脱脂加工大豆』が使われています。脱脂加工大豆を使うと醤油造りに使う菌が嫌いな脂肪分が少ないため、短期間での発酵が可能で、品質が均一化できてコストが安くできます。問題は、大豆から油を抜くという工程で、大豆をヘキサンのような有機溶剤で処理して脂分を溶かし出す作業が行われるため、これらの溶剤の成分が大豆に残るのではないかと、嫌厭されるのです。 一方、丸大豆はただ乾燥しただけの大豆です。丸大豆を使うと香りが強くなりまろやかな味になりますが、時間と手間がかかるため、値段は高くなります。原料表示はどちらも「大豆」ですが、脱脂加工大豆と差別化して高級感を出すために、また有機溶剤な・・・

イソフラボンの機能性は発酵から

機能性食品

大豆に多く含まれるイソフラボンは、構造が女性ホルモンに似ている生理活性物質として有名で、骨粗しょう症や乳がんの予防に効果があるとも言われています。
しかし、大豆の中のイソフラボンの9割以上は配糖体として存在しているため、そのままでは体に吸収されません。そこで実際は

糖と食物繊維を考える

biomeisterの日記

先日、テレ系の朝の番組で食物繊維(とタンパク質)が血糖値の上昇を抑える、という特集をやっていましたが、内容に大きな誤解があるので解説します。 タンパク質の話は別の機会に据え置きまして、食物繊維の話をします。番組では、野菜の後に炭水化物(糖の集まったものです)という順番で食事をとると、その逆の順番で食事をした場合に比べて、血糖値の上昇が抑えられるというものです。これは事実だと思います(出典は大阪府立大の今井先生の論文と思われます)。しかしその理由として解説していた某医師は、下の写真のように、先に食物繊維を食べておくと、食物繊維が小腸の壁にへばりつく膜のような形で、後で食べた炭水化物や糖分をブロックしてくれる、と言っていました。これは間違いです。確かにフコイダンなどのドロドロしたイメージの食物繊維は粘り気があるため、腸内での消化速度が遅いということはありますが、右の画像のように腸壁にへばりついて糖分をブロックするという機能はありません。 食物繊維の持つ性質の一つとして、水分を吸収するというものがあります。その性質のおかげで腸内に発生した有害物を吸収してくれたりもします。血糖値の上昇が抑えら・・・

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